YouTuberの動画は短いものだと数分、長いものだと20・30分程度の動画がありますが、たった1本の動画を編集するのにも数時間かかっています。
これからYouTube活動を始めようとしている人のため、基本的な動画編集のやり方を解説していきます。
目次
ざっくりとした動画編集のやり方
あとで詳しく説明していきますが、まず最初にざっくりとした動画編集のやり方を紹介しておきます。
動画ジャンルによってはいらない部分もありますが、基本的には以下の順序で編集していきます。
- いらない部分をカットする
- 早送り・スロー再生・リプレイ
- テロップを入れる
- BGMを入れる
- 効果音を入れる
- 画像などの素材を入れる
これらの作業をより理解するために、東海オンエア・てつやの編集風景を動画にしたものと、この時実際に編集していた動画を載せておきます。
30分くらいの長めの動画なので、倍速で再生したりスキップしたりして見てみてください。
この動画では先ほどの順序全てをこなしているわけではありませんが、7分44秒の動画を作るのにおよそ4時間弱かかっていたようですね。
ただてつやは編集がめちゃくちゃ速いということで結構有名。
もちろんこれまでの経験あってこそだと思いますが、初心者が同じことをしようとすると確実に倍以上の時間はかかってしまうでしょう。
次からはそれぞれの作業についてより詳しく解説していきます。
いらない部分をカットする

編集をする時はまず撮影した動画のいらない部分をカットするところから始まります。
当たり前ですが、例えば1時間撮影した動画を全部使うことはほぼありえません。
そのうち面白い部分だけを切り取り、他はカットしてテンポの良い動画にします。
とりあえずこの作業がめちゃくちゃ時間がかかってしまうのですが、カメラが複数台になるとさらに大変。
カメラが増えるとその分取捨選択する要素が多くなってしまいますが、角度を変えることで視聴者を飽きさせることなく動画を見てもらえるので大切な作業です。
早送り・スロー再生・リプレイ
またカットと同じ要領で早送り・スロー再生・リプレイも大切。
すしらーめんりくの動画がわかりやすいと思ったので、動画を1本載せておきます。
長時間かかっている準備シーンはほぼカットか早送り、肝心のスイカが爆発するシーンはスロー再生とリプレイを駆使して視聴者に印象付けています。
退屈な部分は省き、面白い部分はじっくりと見せているお手本ですね。
テロップを入れる
動画をカットや早送り作業が済んだらテロップを入れます。
ここからは編集者や動画の内容によって順番が前後してくると思います。
文字のサイズ・フォント・色・装飾・タイミングなど、人によってかなりセンスが出てくる作業ですね。
動画内のセリフを文字にするのが基本的ですが、他の使い方だと例えば動画内のボケに対して編集者目線でツッコミを入れている時も多いと思います。
あとは注意点として、一度に表示するテロップが長くなりすぎないようにすること。
例えば人が1秒間に認識できる文字数は4文字だと言われていて、映画の字幕なんかは一度に表示される文字数は基本的に13文字以内に収められているそうです。
BGMを入れる
そして各シーンに応じたBGMを入れていきます。
これも動画の雰囲気を大きく左右する非常に大切な要素ですが、上手く使えば面白いシーンはもっと面白くしてくれますし、多少つまらないシーンもごまかしてくれたりします(笑)
またところどころで無音にすれば“間”ができてシュールな映像に。
例えば誰かがスベったところで一瞬無音にして、独特な笑いが生まれているシーンもよくあると思います。
ちなみにBGMは無料で使えるフリー素材でも数え切れない種類がありますが、同じBGMを多用して自分のテーマソングのようにしてしまうのもおすすめ。
水溜りボンドが使っている「Cat life」なんかがいい例ですね。
ただし音量が大きすぎて自分の声が聞こえないなんてことにならないよう注意しましょう。
効果音を入れる
あまり使わないYouTuberもいますが、何気に効果音も大切です。
例えば「どうも、〇〇です!(キラーン)」のように挨拶・リアクション・決め台詞の時なんかに使用すると、ちょっと本格的な雰囲気になります。
こちらもBGMと同じく音量には注意を払う必要があり、またあまりに多用しすぎるとしつこい印象になってしまいます。
画像・動画などの素材を入れる

使用用途は様々ですが、必要に応じて別途画像や動画などを挿入します。
上の画像は「いらすとや」というフリーサイトの素材を適当に並べただけですが、有名YouTuberもよく使っていますよね。
あとは画面の隅に2カメの映像を同時に表示させているなんてことも多いと思います。
サムネイル・タイトルを作る
動画編集ではありませんが、自分のことを知らない人に動画を見てもらうにはサムネイルとタイトルがめちゃくちゃ大事です!
もちろん動画の内容も大切ですが、動画が伸びるか伸びないかの初速はこの二つで決まると言っても過言ではないでしょう。
わかりやすいところでいうとヒカキンやセイキンはほとんどの動画のサムネで変顔をして視聴者の興味をそそっていますし、タイトルでいうと
- 【重大発表】
- 【閲覧注意】
- 【爆笑】
- wwwwww
このようなキーワードがあるとつい見たくなりますよね。
ただし大げさすぎたり内容と矛盾する嘘のタイトルだと炎上するかもしれないので注意。
まとめ
YouTuberの動画編集のやり方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
他にも細かいテクニックを挙げようとするとキリがないのですが、基本的な編集の順序はこんな感じだと思います。
改めて大変だなと感じさせられますが、毎日動画を投稿し続けているトップYouTuberでさえ、たった数分の動画を作るだけで数時間かかってしまうのが現実。
初心者がいきなり完璧にこなすのは難しいと思いますが、始めはゆっくりで構わないので徐々に慣れていってスピードを上げていきましょう。
そしてだんだんとレベルが高い応用テクニックも身につけていけるといいですね。